幕の中から


325 名前:もしもし、わたし名無しよ[] 投稿日:2008/02/10(日) 18:39:40
昨年末のうららかなある日、某所を散歩しておりましたら紅白の垂れ幕で囲まれた場所がござました。
静寂な林の中で人々が慌ただしく働いている気配がありました。
幕の隙間から中を覗いてみましたら無数の人形や縫いぐるみがところ狭しと並べられておりました。
地面に敷いた布の上や折りたたみ机の上にコミケ会場のようにひしめきあっておりました。
エメラルド色の袴やズボンが見えます、大勢の男性が忙しく働いておりました。
手袋やマスクをした人もおられました。
魂を抜かれた人形たちが白い大きなビニール袋の中に次々と身投げしていきました。
 
326 名前:もしもし、わたし名無しよ[] 投稿日:2008/02/10(日) 19:38:32
林の出口へ向かって歩いていると
そこからほど近い場所に小さな2階建ての家1つぐらいの大きさの焼却炉がございました。
パチンコ玉の指輪が似合う会場から大きな駐車場を隔て反対側の林の中にございました。
いつもは送風機やバーナーの轟音とゴミを焼いた悪臭が付近一帯にたちこめておりました。
それが...どうでしょう。嗚呼何ということでしょう。気のせいかもしれませぬ。
毛穴1本1本を塞ぎ、体中を覆い隠してしまうやうな腋臭に似た、えもいわれぬガスに包まれ、林を抜けるまでついてまいりました。

扉が閉まると大人がボタンの譲り合いを始めた。
1人の子供が大人の間をすり抜け、ボタンを押しながらファイアーと叫んだ。
ドールとともにあらんことを!
 
327 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 16:52:26
日本語でおk。
 
328 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 18:45:48
話の中身はともかく、語り口は充分怖かったぞ。
つーかむしろ>>325-326自身が怖ひwwww
 
329 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 18:57:41
語り口?そのひとりよがり文章が?ってか文章ど下手 pgr
 
331 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:2008/02/11(月) 20:52:38
>>325-326は、人形供養の現場に遭遇したって事?
 
297 名前:もしもし、わたし名無しよ[] 投稿日:2008/05/13(火) 19:00:25
紅白の緞帳の陰でオッサン達が多量の人形をゴミ袋に投げ込んでいたのと同じ業者の敷地。
ある薄暗い陰湿な日、建物裏の方からカッコーン、カッコーンと機械の音がリズミカルに響き渡っていた。
ビニールシートの陰に背丈ほどうず高く積まれ、願いが書かれた家形の手札が見えた。
マシンが願いの文が削られ薄くなった手札を吐き出しておった。
建物の前に行き紐で吊された多数の手札の厚さを較べてみると、嗚呼、恐ろしくて書けない。
 

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