100円ぬいぐるみ


847 名前:もしもし、わたし名無しよ[sage] 投稿日:2007/08/25(土) 00:06:52
1/6ドールで猫耳キャラを自作しようと思い、
プラ製の市販猫耳パーツにフェイクファーを貼り付けるという作戦を思いついた。
しかし、手芸店でいろいろ生地を見ても納得のいく毛並みのものが見つからない。
ふらりと立ち寄った100円ショップでイメージ通りの毛並みと色合いのぬいぐるみを発見。
早速購入し、100円ぬいぐるみを解体してその生地を使って人形を製作。
人形自体の出来はなかなかイメージ通りでいい感じだった。あまった生地やら
解体したぬいぐるみのパーツやらはまとめて押入れにぶち込んで就寝。
その夜、3時ごろに目が覚めたら例の押入れからガサゴソガサゴソと謎のラップ音が…
俺は普段はドライ者だと自分では思ってるんだが、なぜかそのとき言い知れぬ不安を覚え
ぬいぐるみの呪いか?!と少し恐怖した。
押入れをあけて、「おまえは100円のぬいぐるみなんだよ。リアル動物とは違うんだ。
いいか、おまえはしがない100円ショップの量産品ぬいぐるみから世界にひとつだけの
人形に生まれ変わったんだ。だから恨むな。俺にとって君はとても役に立ったんだ。
有意義に活用されたんだよ。だから呪わないでくれ!」みたいなことを
(心の中で)話して必死に説得していた。知らないうちに寝てた。
それ以降特に怪現象はなく過ごしている。しかし追い剥ぎして本体はポイ、とか
解体して欲しいパーツだけ取ってあとはポイ、とかそういうドライもん丸出しな扱いには
ちょっと気が引けるようになった。
 

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